たるみの原因と特徴は?
2022/06/01
目元や口元、頬骨のあたりなどの肌にハリがなくなってきたのは、たるみかもしれません。
年齢によって気になりだしてきたたるみ、それは原因が他にもあるかもしれないのをご存じでしたか?
感じ始めたたるみを放っておくと、たるんだ肌がシワにつながる可能性もあります。
まずは原因を知り、日ごろの対策を考えていきましょう。
たるみの種類と原因
1. 真皮のたるみ
真皮を支える組織がゆるむことで表皮にもゆがみが起き、たるみができると言われています。
これは年齢を重ねると、真皮層を支えている組織成分であるエラスチンとコラーゲンが減少することで
起きやすくなるとされています。
2.乾燥たるみ
肌の水分量が保てなくなると肌表面の弾力やハリが失われてたるむことを乾燥によるたるみと言います。
肌の水分量を保っているヒアルロン酸が減少することも要因の一つです。
乾燥しやすい季節は特に注意したいたるみの原因です。
3.骨の変化や筋力の低下によるたるみ
女性は年齢を重ねると、骨密度が下がってきます。
骨密度が下がると、骨格が縮み、縮んだ分皮膚のたるみが起きてしまいます。
また、真皮にあり、毛穴とそれぞれにつながっている立毛筋(りつもうきん)、
皮下組織にある表情筋(ひょうじょうきん)の2種類が衰えると顔のたるみにつながります。
鍛えることができない立毛筋が衰えると、たるみだけでなく毛穴の開きにもつながってしまうのです。
表情筋は日ごろから表情などで動く筋肉をあまり動かさなくなることで、顔の筋肉が衰えアルミにつながります。
4.紫外線が悪化させるたるみ
真皮のたるみが起きる原因の一つに、紫外線による刺激があります。
紫外線が真皮まで達してしまうと、エラスチンとコラーゲンが損傷して、
弾力性が失われてしまい肌のたるみへつながります。
シワ対策とは?
女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、骨密度が低下してしまう女性の方が骨粗しょう症になりやすいです。
顔の骨格を崩さないようにするため、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンなどで女性ホルモンのケア、
また骨の代謝を促す栄養、カルシウムやビタミンD等を意識して摂取しましょう。
筋力の低下には表情筋を意識して使うトレーニングで改善ができます。
乾燥、紫外線対策はいずれも真皮のたるみのケアにつながります。
紫外線は皮膚の表面にダメージを与えたり、真皮まで達してしまわないよう、季節を問わず紫外線対策をしましょう。
UV-Aを防ぐPA、 UV-Bを防ぐSPFの数値をチェックして日常の活動に合わせて選ぶようにしてくださいね。
日常の保湿対策を欠かさないようにしましょう。
紫外線の刺激によって乾燥しますので、紫外線ケアと合わせて保湿とバランスの良い食生活も意識してみてください。