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ヒアルロン酸の製剤 どれくらい持つのか 安い理由は

ヒアルロン酸の製剤 どれくらい持つのか 安い理由は

2021/12/04

こんにちは。池袋の美容皮膚科カロンクリニックです。

今回はヒアルロン酸注入について。

 

クリニックによって料金や注入部位、方法など違うのはなぜか。

効果はどのくらい持つのか。痛みや合併症は?などよく聞かれます。

 

まず、効果の持続についてですが、製剤によって異なります。

有名なアラガン社のヒアルロン酸。その中でも種類はたくさんあり、料金も変わってきます。

アラガン社の中では比較的安価で受けることのできる「ウルトラシリーズ」

「ウルトラXC」と「ウルトラプラスXC」があり、多少部位や人によって変わりますが、

それぞれの持続は約9か月、12か月とアラガン社より公表されています。

XCというのは、局所麻酔のキシロカインが入っている、という意味になりますので全製剤のお尻に付きますね。

その他「VYCROSSコレクション」という、ウルトラシリーズよりも少し高価で、持続期間も長いシリーズがあります。

当院で採用している「ボリューマXC」や「ボリフトXC」などがこれに当たります。

「ボリューマXC」の持続期間が約24か月、「ボリフトXC」が18か月、「ボルベラXC」が12か月です。

 

これらの製剤の違いはまず、目的になります。

「ボリューマXC」は成形性に優れており、鼻や頬、こめかみなどの骨膜上に注入することで形を作ります。

簡単に言うと、固くて形が崩れにくいです。

「ボルベラXC」は比較的やわらかく、唇や涙袋に注入することが多いです。

やわらかいので流動性があり形を形成するのには向きませんが、皮膚の薄い部位の皮下に入れても目立ちません。

「ボリフトXC」はちょうどその中間くらいで、ほうれい線やマリオネットライン、口周りなどに使用されることが多いです。

ただ最近ではほうれい線なども、皮下でなく骨膜上に注入されることが多いので、ボリューマXCなど固いものを使用することが多いです。

 

アラガン社以外の製剤では、韓国で実績No.1を誇るHugel社の「chaeum premium」を当院では採用しております。

アラガン社のヒアルロン酸は唯一国内で認可を取得しておりますが、こちらの「chaeum premium」は韓国で認可取得されているものの、

日本では取得していません。そういった違いからも比較的安価での提供が可能な製剤です。

また、持続期間もアラガン社の「VYCROSSコレクション」よりはやや短く、製剤によりますが1年程度と言われています。

 

当院で扱っているヒアルロン酸製剤は、すべての製剤内に局所麻酔の成分が入っておりますので、特別麻酔などは不要で、

冷却のみで十分な鎮痛効果があります。

なので、麻酔でアレルギーなど起こした方は受けることができませんし、まれにヒアルロン酸にアレルギー反応を起こす方もいらっしゃいます。

その際は迅速に溶かして、即時型アレルギーに準した治療が必要となってきます。

その他、合併症としましては、よくあるものとして・内出血が挙げられます。

これは目に見える血管をいくら避けて注射したつもりでも一定確率で発生します。

重篤な合併症として、・血管梗塞、また目を栄養する血管でそれをきたした場合・失明

などが国内でも報告されております。

失明の置きうる部位としましては、①眉間②鼻 があります。

医師が最も注意し気を付けてやる部位とも言えます。

合併症は自分に起きるはずがないと思っている患者様、しっかりと重篤なリスクも説明してくれる医師かどうか判断しましょう。

自分が起こすはずがないと思っている医師も多数おります。

 

質問や問い合わせ、予約などはフォームからお願いいたします。

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